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脱炭素で運用先選別 ゴールドマン「排出量25%減」基準

2021年2月8日の日経の記事で、米運用大手ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが、運用でCO2排出量を経営上のリスクとして計量的に分析し、運用目標の指数に入れることを発表しました。平均比で25%以上の減少が基準だそうです。

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CO2排出量が多い企業が運用資産に占める比率を下げる狙いがある。一方、排出量は未開示の企業が多く、開示情報を中心に定量分析するクオンツ運用には不向きとされてきた。GSAMはCO2について非開示部分は外部データなどで補い、精度を高める。

 

供給網の排出量は大きく4つに分類できる。①原材料の購入・運搬②自社工場での燃焼など③自社での電力使用④販売した製品の使用――だ。GSAMは排出過程に着目して、それぞれの排出量に一定比率をかけ、合計した値を各企業の排出量とした。④はエネルギー企業にのみ適用する。

今後ますます運用会社が「排出量」含めた気候変動リスクを、運用判定基準に加える動きが加速しそうです。